はにかむブログ

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歯医者は女性に人気の職業!?

こんにちは

はにー(@honey_come0011)です。

 

現在、全国に歯科医院は何件あるでしょうか?

歯医者さんは何人登録されているでしょうか?

その内、女性の割合はどの程度でしょうか?

 

歯医者さんで女性といえば、歯科助手さん、歯科衛生士さんのイメージが真っ先に思い出されるかもしれませんが、実は若い世代での女性歯科医師の活躍が特に目覚ましいです。

女性にとって働きやすいという理由でも注目され、ここ10~20年で歯学部への入学者数も急激に増加しているのです。

 

今日は、歯科関係のちょっとした統計のお話です。

 

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「歯科医院は、コンビニより多い」

というのは、有名な話です。これを聞くと驚かれる方もいますが、

「美容院は、信号機より多い」

のほうが、パンチ力は強いですよね 笑

 

正確な軒数ですが現在、

歯科診療所:約68,000軒 > コンビニ:約55,000軒

(ちなみに、美容所:約251,000軒 > 信号機:約208,000基)

 

どうでしたか?意外ですか?

私も学生の頃、これを聞いて驚いた気がします。

 

 

正確な歯科医師数です。

1980年 ⇒ 53,602人

2010年 ⇒ 101,576人

なんとこの間30年で、歯科医師数は約2倍に増加しています。

 

 

実は、「歯科医師数は増加しすぎだ」として、国家試験の合格率が年々低下させられているのが現状です。

医師国家試験の合格率は、約90%に達しますが、歯科医師国家試験の合格率は、約65%と非常に厳しい状況です。せっかく6年間勉強して卒業したのに、国家試験浪人を繰り返し歯科医師免許がもらえない状況の「国試浪人生」もちらほら見かけます。

 

これでは、「少し歯に詳しいお兄さん/お姉さん」で終わってしまいます。

歯学部生にとっては、少し厳しい時代になっています。

 

「学生みんなもっと勉強したらよいのでは?」と思われるかもしれませんが、合格点が存在する医師国家試験とは違い、上位〇〇%を今年は合格させるといった、制限が設けられます。よっては、全員合格できるといったことにはならないのです。

問題自体も難易度が上がっており、私でも今の国家試験問題はさっぱり解けそうにありません。笑 

 

そんな国の政策の影響されて、

2010年 ⇒ 101,576人

2012年 ⇒ 102,551人

2014年 ⇒ 103,972人

2016年 ⇒ 104,533人

2018年 ⇒ 104,908人

以上のように、増加率は鈍化しているのが現状です。

しばらくは歯科医師10万人オーバーの状態が続くのではないかとみられています。

(ちなみに、現在の医師数:約327,000人、薬剤師数:311,000人)

 

さて、本題ですが、

最近、女性の歯科医師数が増加しています。

理由は、「夜勤がない」「力仕事が比較的少ない」「比較的高収入」などがあるかと思います。女性も働く時代であるため、そういった理由を考慮し、親御さんが娘を入学させることも多いです。もちろん多くは、両親も歯科医師であることが多いです。

 

一度、結婚・出産を経て、再度職場復帰もしやすいと考えられます。

患者さんがいる限り、歯科医の仕事はなくなりません。

全国に歯科医院はあるので、都市部であれば働く場所には困らないことが多いです。

 

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上記の表からも、年々女性歯科医師が増加しているのがわかります。

29歳以下の女性歯科医師割合は、なんと46%にも上ります。

今後さらに増加すると考えられます。

 

大学の歯学部で毎日、学生の相手をしていて気づくことがあるのですが…

「やっぱり女子のほうが勉強できる感」は否めないです。

浪人生も男性の割合が少し多い気がします。

男子は遊んでしまうのでしょうか?笑

まぁ、これは中高でもいえることなのかもしれませんけども…

 

ここまで急激に女性比率が増加している職種も珍しいのではないでしょうか?

 

今後は、女性歯科医師、女性スタッフにも働きやすい開業形態が求められるかもしれません。

 

 

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