この質問もいろんなところでよく聞かれます。
結論からいうと、もちろん僕ら歯医者だって、虫歯や歯周病になります。
同じ人間なんでね!
ただ、歯医者になる人は、実家が歯医者をしていることも多いです。
そのため、毎日の歯ブラシも、普通の家庭よりは厳しめに教育されているでしょう。
仕上げ磨きもまめにしてくれているでしょう。
その場合、普通は両親が小さいころから口の中を逐一チェックしてくれます。
ちょっとでも、虫歯が見つかればすぐに治療してくれます。
大人の奥歯が生えてきたら、すぐに「シーラント処置」(虫歯ができる前に、あらかじめ溝を塞いでしまう予防処置)をしてくれる親も多いでしょう。
ある意味、虫歯予防の英才教育を受けていることが多いです。
したがって、歯医者さんの虫歯率は低いと思います。
まぁそんな研究データはみたことないので、独断ですが....笑
やっぱり予防って大事だなって感じます。
でも歯科医師だって虫歯にはなります。
患者の口には興味がありますが、自分の口には興味がない人も多いです。
歯が1本もない総入れ歯の歯医者だって知ってます。
「矯正治療専門の先生なのに、先生自身は歯並びが悪い」とかよくあります。笑
どんな人間でも、100%全ての歯面を磨ききることはできないということです。
2週間もしたら、そこは歯石になって虫歯や歯周病につながります。
なので定期的に、歯のメンテナンスは必要なんですよね。
メンテナンスの必要性は、過去の記事を見てください ↓
ちなみに、虫歯の細菌っていつどこから来るか知ってますか?
多くは両親からの口移し、食器やスプーンの共用、などと言われています。
やっぱり、家族や近親者からの唾液から感染してくるんですね。
でもずっと、虫歯菌に感染しないよう注意しつづけるには限度があります。
したがって子供のうちに、自分で歯ブラシができる、ごはんやお菓子の食べ方にメリハリをつける(だらだら食べ続けない!)などの生活習慣を確立することが大事なんですね。
ちなみに僕も、虫歯が何本かできて、今のところ治療済みです。
1本も抜かずにこのまま、「生涯喪失歯0」で行きたいものです!
みなさんも毎日、自分の口の中をじっくり見てあげましょうね!