以前から「はにかむブログ」でも取り上げている歯科医療現場での新型コロナウイルス感染リスクについて、ようやく厚労省が注意喚起をはじめた!
遅すぎる感は否めないが、歯科医師や衛生士の感染も実際にチラホラでてきたことも背景にあるのではないだろうか。
ただし、実際に歯科治療中に感染したかどうかは、誰も証明できないところが難しいのだが。
まずはこちら!
以下の記事がYahoo!ニュースなどで取り上げられました。
わたしの関係する病院でも、いよいよ患者の予約をキャンセルする方向で調整している。
予約キャンセルの電話が殺到し、コールセンターのような状態です。
電話対応が苦手な僕には、苦痛です。笑
4月いっぱい(緊急事態宣言中)について、当院は一般外来を閉鎖し他院からの紹介状持参している場合のみ、初診として受け付けている状態である。
他の一般歯科を行っている病院もこの方向で動いている様子です。
ただし、こんな急展開の対策がとれるのは大きな病院だから。
個人経営の歯科クリニックでは、経営のこともあるのでそうはいかないでしょう。
スタッフ・従業員の感染リスクを考慮し、時短営業や数週間閉院という歯科医院も出てきてはいる。しかし今回は、「本当に1ヶ月で収束するのか?」という終わりの見えないゴールがあるため、なかなか決断できないと思われる。
このニュースを見て、「歯科治療への通院が危ない!?」と勘違いしている人を多数見かけるが、まったく違います。歯科医や歯科衛生士は特に、マスクをつけていない患者の口に顔を至近距離まで近づけ毎日労働しています。しかも患者さんの口腔内から跳ね返る飛沫やエアロゾルを大量に浴びています。この歯科医療従事者の感染リスクが高いことを、厚労省が注意喚起したということです!
なので、このニュースは歯科治療に今通おうとしている患者さん側に特に認知してほしいニュースだということです。
ときどき、テレビでも取り上げてもらえるようになりましたが、ぜんぜんまだ足りないと思います。歯科医院から率先して閉院にはできないので、難しいことですが、通院する患者側のリテラシーも問われているのかなと思います。
今の日本は、最低限の生活を送ることができる状態を確保したうえで、ウイルス感染症との闘いを進めようとしている。海外のような都市封鎖ができないゆえの、この矛盾した戦い方。感染爆発がおこりにくい分、他国と比べても長期戦になる可能性があり、余計に経済を圧迫しそうでならない。
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