「何社か見積りしようと情報入力したら、しつこめの電話がすぐにかかってきた」って記憶ありませんか?
近々、引っ越しを検討しているので引っ越し業者に連絡を入れました。
多くの電話が来て、家に業者さんが来て、40分以上営業が続きなかなか帰ってもらえませんでした!
私自身、あまり引っ越し経験がなかったので、詳しく知らなかったのですが、引っ越し業者もけっこうシビアな業界みたいです。
もちろん引っ越し作業をしているお兄さんたちは、家具や部屋を傷つけないよう丁寧に全力で働いてくれていると思います。
しかし今回のテーマは、引っ越し見積もりを出す際の営業担当についてです。
とくに引っ越し費用をぼったくり過ぎて(高額な引っ越し費用を請求して)行政処分を受けている業者も多くあります。
調べてみると結構ニュースにもなってます。
これは知らないと間違いなく損すると感じました。
なので今日は、引っ越し見積もりで損しないためのアウトプット雑記です。
あらかじめ言っておきますが、私はただの歯医者なので引っ越し業者のおススメとかありません。たくさん見積り営業を聞いて感じた独断・偏見ブログです。
研究者風に言うと、
「本ブログの内容に関しまして、特定企業との利益相反は一切ございません」 笑
- 引っ越し業界の現状
- 引っ越し費用の相場
- 「オンライン(電話)見積り」と「自宅見積り」
- どのように対応すべきか
- 家からなかなか帰ってもらえないときの対処法
- 最後に
引っ越し業界の現状
引っ越し業界はシビアな世界です。
新居を傷つけないようにいたるところを養生し、丁寧でスピーディーな配送をしてくれます。そんな引っ越し業者の姿を見てリピーターにつながったり、親戚や近所の人への広告にもなったりします。いろんなアニメキャラクターや動物キャラクターをモチーフにした大きなトラックが注射しているとそれだけで広告にもなります。
まずは、いかに引っ越し契約を取り付けるかが、カギになります!
「そのためにもまずお客さんが値段相場を知らないうちに、なるべく高値で契約させたい」と考えます。
従って1社目の最初の見積もりは、高めに算出してくることが多いです。
交渉を続けるほど徐々に値引いてくれることも多いです。
そして2社目に見積りでくる業者は、間違いなく前の業者の見積もりを聞き出して、それより安い価格を提示してきます。
3社目ではさらに安く....
と最終的には体力勝負になっていくのです。
営業に押されて、高額の引っ越し費用を支払わされた人も数多くいます。
検索してもらえばわかりますが、多くの業者が行政処分や注意勧告をうけている現状です。
それだけ価格競争が激しいのです!
そりゃあ、消費者としては価格が安い方が嬉しいです。
でも引っ越し会社は少しでも高値で契約を勝ち取りたいです。
高額契約が成立するほど、営業担当のボーナスも増えるでしょう。
その結果、引っ越し会社の早い者勝ち競争と価格競争・値下げ交渉という今のスタイルが出来上がってしまったみたいです。
ちょっとかわいそうです。
正直誰も得してないような気がします。
でも絶対に損はしたくないので、まずは数社見積もりをたてることをおススメします。
というか絶対そうすべきだと思います。
もちろん1社目で即決するメリットもあります。
それは、荷詰や他の作業にすぐ取り掛かれるという点です。
「時は金なり!」
がモットーなら即決もありです。
ちなみに、このセリフも1社目の営業マンにドヤ顔でいわれました。
危うく営業マンをシバくとこでした! 笑
引っ越し費用の相場
「あらかじめ相場を知っておけばいいのでは?」と思うかもしません。
でも実は、相場って引っ越し業界においては明確にないと言われています。
重要なポイントは、
- 営業トークを鵜吞みにしてしまった時
- 営業マンとのやり取りにお客さんが疲れた時
- 値下げ交渉に納得できた時
これが、契約成立のタイミングです。
したがって引っ越し価格とは極端な話「言い値」です!
当然、業者側も自分の後にくる他者がどんどん価格を下げられていくことも知っています。したがって、この場で契約成立させようと必死です。
「その場で契約成立した場合に限り!〇〇万円」
「次に来る✕✕社は、もっと営業がしつこい・高額だ」
「△△社は、搬送が雑でクレームが多い」
など、他社批判まで展開する始末。
↑ちなみにこのセリフは全て実際、先日言われましたものです。
正直あきれました。 笑
「オンライン(電話)見積り」と「自宅見積り」
電話対応やオンライン上である程度の家具を記載し、見積りもってもらうタイプもあります。営業セールを自宅で展開されるのが嫌ならコレで済ませましょう。
特に単身引っ越しなら、家具も少ないのでこれで十分です。
ただし、実際業者がきたら「家具の数が違うじゃないか」と揉める可能性があります。
家具数が多いのであれば、できれば一度見てもらうべきです。
どのように対応すべきか
時間にゆとりを持つ
どんな営業や見積りについてもいえることですが、わたしは3社以上は比較するべきだと思います。もちろん時間が許すならの話です。
したがって、「引っ越し時期まで時間がない」といった状況をつくらずゆとりを持った計画をたてましょう。また繁忙期の2~3月は当然価格も上がり、お客さんも多いため業者も強気にきます。
ある程度の決着価格を想定しておく
もちろん価格交渉すればするほど下がり続ける訳でもありません。
業者さんも仕事です。最低価格もあるでしょう。
あまり厳しい条件を突き付けては、断られて終わりです。
ネット上で似たような条件のコメントや見積もりを出してみてある程度の自己見積を出しておきましょう。もちろん自分が引っ越しにかけられる予算も考慮しましょう。
準備は大事です。その方が早めに解決するはずです。
一度帰ってもらう勇気
これが一番苦手な方も多いと思います。
私も正直嫌いですが、絶対数社比較すると心に誓っていたので、それを主張し続けて帰ってもらいました。
玄関を去る背中は、みなさん少しさみしそうでした。申し訳ない....
ただ、最初の提示額が8万7千円で30分後には3万9千円っておかしくないか!?とも思います。引っ越し移動距離も1キロ程度ですよ??高速ものらないのに!どゆこと?
あやうく超親切なお兄さんに感じてしまうところでした。笑
家からなかなか自宅に帰ってもらえないときの対処法
時間制限を設ける
これが一番簡単です。
「30分後には予定があるので」とあらかじめ断っておくことです。
ただし十分に交渉したいのであれば、これはデメリットにもなります。
1社目は特に必死ですので、あらかじめ断っておくのもアリだと思います。
自分には決定権がないことを主張する
「今夜、主人(妻・親)と相談して決めますね」と断る方法です。
つまり自分には決定権がないと説得して帰ってもらいましょう。
ただし、引き続き夜や翌日にしつこく電話が来るのは間違いないでしょうね。
最後に
ドラえもんをイメージキャラクターにしていた引っ越し業者が昔あったのをご存じですか?これを覚えている人は昭和世代という噂もありますが....
ドラえもんがいなくなったのも引っ越し業界の不況が原因と言われていたりします。
使用料そんなに高額だったのでしょうか?
ちなみに私は、3社目で3万5千円(税別)で決めました。
距離が近いのもありますが、1社目の最初が8万7千円だったことを考えると頑張った方ではないでしょうか。
相場はありません!
十分な説明を受けて納得できたらそこがゴールです!
営業セールスも含めて優良企業だってたくさんあります。
なにより日本の引っ越し作業は、世界一といっていいほど丁寧でしょう。
ただ、できれば価格で悩みたくないし、営業マンとの余計な交渉も減らしたいですよね。今後の参考にしてもらえたら幸いです。
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