こんにちは
はにー(@honey_come0011)です。
4月26日速報で以下のニュースが流れました。
歯科医師もPCR検査ができるよう検討しているという内容です。
正確には、「患者からの鼻腔・咽頭拭い液の採取」ができるようにするというものです。
現状、医師のみが可能であり、歯科医師業の範囲外となります。
以下が現在確認できている内容です。
- PCR検査の需要が増大しているため、検査体制強化のため、口腔領域に知見を有する歯科医師に協力を促している。
- ただし、すべての歯科医師に対して、協力を強制するものではない。
- 現在の歯科医業の範疇を超えているこの業務について、違法性をなくし、特例的・時限的に歯科医師による検体採取を認めるものである。
- 主な要件は、「今後の感染拡大により、歯科医師による検温検査を認めなければ医療提供が困難になるという状況であること」「安全性を担保した上で抗体採取が実施されるために、実施者が必要な教育・研修を受けていること」である。
- 抗体採取の場所は、地域医師会などが運営するPCR検査センターとする。
- 研修の内容や実施体制、患者の同意をとる方法については、厚労省にて検討中である。
まず強制ではないということ。現段階では要請でもありません。
検討中の段階に近いです。
街中のクリニックや診療所が安全性を担保できるわけがないので、もしやるとしたら主に大学病院関係者の歯科医師が派遣され、医師会が運営している検査センターで実施となりそうです。
その際、「実際歯科医師が、抗体検査をすることはないのですが、今回は特例で我々歯科医師が、抗体採取させて頂きます。」との説明を行い、同意を得てからでないと、おそらくPCR検査できないとの情報があります。
「毎回これを説明??めんどくさーー」笑
説明をうけた患者さんとしても「え?ええ?なになに?」って感じでしょうね?
とはいえ、特例的な措置のためやむを得ないとも思います。
私も大学病院勤務の歯科医師のため病院から派遣される可能性もなくはないのでしょうか。
これに対し、日本歯科医師会は前向きに検討しています。
以下が現段階での日本歯科医師会からの通知です。
https://www.jda.or.jp/jda/release/detail_104.html
- 国難ともいえる現況に鑑み、医療崩壊を防止するために、歯科医師会として何らかの協力をすることはやぶさかでない。
- 本件は、多くの医師や看護師が軽症者の治療や管理等に専従できるようサポートするもので、ひいては重症者に対する医療体制を守ることにつながるものと考える。
- PCR検査体制の増強にあたり、歯科医師の参画がどうしても必要な状況であれば、日本医師会の了解および地域医師会の要請の下に協力する。
- 研修については厚生労働省が主体となり、学会等の協力の下に教材製作および実施体制を整備する。日本歯科医師会もEラーニング研修実施等の協力にあたる。なお、手技の実習等については、現場での対応も想定される。
- ワークフロー、防御服の確保等の感染防御体制、研修、費用弁償などの概要が分かり次第、都道府県歯科医師会へ改めて通知する。
- 実際には、病院歯科・口腔外科の歯科医師や、歯科麻酔医等が主たる対象となるのではないか。
- それ以外の、歯科医師会会員の協力については、地域における医師会と歯科医師会、地域行政等との連携に基づく対応となる。
上記は歯科医師会HP原文そのままです。
「やぶさかではない」ってなんやねん!って突っ込みそうになりました。笑
医師・看護師などの第一線で闘っているスタッフをサポートするため、必要であれば歯科医師を派遣しますよという前向きな内容です。
主に「病院歯科・口腔外科の歯科医師や、歯科麻酔医等」が対象となるとのこと。
今後のPCR検査拡大にともない、私の病院からも派遣要請がでると考えられます。
その際、何らかの研修も必要になるはずです。
また報告できることがあればここにアウトプットしようかと思います。
ちなみに余談ですが、歯医者さんが「PCR」というと「プラークコントロールレコード」という歯面に磨き残しがどれだけ残っているかという清掃チェックをまずみんながイメージします。なのではじめこのニュースを見たとき全国の歯科医が「ん???」となったかもしれないですね。笑
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