こんにちは
はにー(@honey_come0011)です。
だいぶ暖かくなってきましたね。
新型コロナウイルスの感染者も徐々に減少してきて、このまま収束してくれるのを願うばかりです。私の病院では、救急処置以外の患者さんをほとんどキャンセルしているためまるで、お盆休みのような状態です。
あまり身体が疲れていないのでしょうね。
あまり夜の寝つきが悪い気がします。
生活リズムまで崩されるとは、新型コロナおそるべし。
さて、今日もこんな主訴の患者さんが来院されました。
55歳おじさん「歯の黄ばみをとってほしい」とのこと。
黒っぽいステインがすべての歯にべったりでした。
歯石や虫歯ではないのです。あくまでただの着色です。
私たちは、口腔内を診た瞬間分かっているのですが、恐る恐る確認します。
「喫煙はしていますか?」
「はい、1日1箱くらい吸ってます。」
「ですよねー」って感じになります。
ついつい口から「ですよね~」って出てしまう時もあります。笑
歯の着色を気にする前に、喫煙のリスクは気にならないのでしょうか?
本当にいつも思います。呼吸器系の障害、がん発生のリスク、今なら新型コロナウイルスの重症化にも大きく関与しているとこれほど報道されているのに?
一応、医師として喫煙のリスクについて説明する義務があると思うので毎回説明します。禁煙は無理でも、減煙できないか尋ねるようにしています。
時には、禁煙指導を煙たがる患者さんもいます。
「煙たいのはあなたですよー」って思いながらお話しします。笑
「喫煙者の着色除去ほど、無気力感に苛まれる」
定期的な歯のメンテナンスをする歯科衛生士さんは、よくこの愚痴を言ってる気がします。私も同感です。できれば、原因除去をしたいと医療者は考えるため、喫煙を続ける限り、ステインも沈着し続けます。
なんとかならないものか。
歯周病治療を本格的に行う際は、必ず喫煙をやめるようお話ししてます。
熱意が伝わると、本当にやめてくれます。
案外、20~30代の若い人ほど素直に禁煙してくれることが多いです。
禁煙が成功せず、歯周病がますます悪化していくのを見ていると、自分の説明下手なのかとときに反省するようにもしています。
おしゃべりのうまい先生はキッチリ患者さんの禁煙を成功させていきます。
治療技術だけでなく、トーク力や人間力も必要な職業だとつくづく感じます。
ラポール形成(信頼関係の構築)は、教科書では教えてもらえません。
教えられてもすぐに実践できるものではありません。
患者の人柄を瞬時に見極める力も必要です。
経験と反省あるのみです。
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