こんにちは
はにー(@honey_come0011)です。
来月からいよいよ学生や研修医が返ってきそうです。
にぎやかになる反面、3密にもなることも必死です。笑
患者さんからもいよいよ通院希望の電話がかかってくるようになりました。
さすがに、歯が痛いのを何か月も待てないですもんね。
ここ2ヶ月ほど我慢していた患者さんが、ドッと押し寄せてるイメージです。
下水中から新型コロナウイルスが検出できるだろうという話は以前からありました。
そして、いよいよ各国で「感染状況を把握するうえで、下水疫学調査が有用である」とする論文が報告されています。
「誰が感染しているか」を特定するには至りませんが、地域全体の流行状況を毎日の糞便からいち早く察知することができます。
場合によっては、その下水中のウイルス濃度から、注意喚起や自粛レベルを引き上げたりするなどの政策へ結びつけることもできるかもしれません。
特定地域の下水疫学調査では、新型コロナウイルスの侵入や流行状況、分子疫学および流行収束の判断材料として利用できると考えられる。
また、新型コロナウイルスは不顕性感染(症状はでないが感染している状態)を引き起こすことが知られており、主に発症者のみを対象とする現在の臨床検査では真の流行状況を把握することが困難です。
一方でこの下水調査では、感染者の症状の有無に影響を受けず感染流行状況を評価することができるため、これまでの検査方法とは一線を画すものとなるでしょう。
そうなると下水から発生する飛沫やエアロゾルによる感染は大丈夫なのか?と疑問になってきます。
また下水から発生するバイオエアロゾルからの感染はあるのかどうか....こちらはまだ報告がなく今後の報告が待たれるところです。
下水処理場で業務にあたっておられる方は、しばらく戦々恐々とされているのかと思います。インフラを止めずに支えてくださっている方には、本当に感謝ですよね。
ちなみに日本は、全世帯の上水供給率はほぼ100%に近い状態です。
しかし他の先進国と比較すると、下水設備の供給率がいまだに低いそうです。つまり糞便をそのまま川や海に放流している地域も少なくないとのことです。
したがって、下水のリアルタイムのチェックを行う上で、他国と比べるとノウハウも乏しく、少し不利なのかもしれません。
あらためて、下水施設などの見直しも必要かもしれませんね。
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