今週のお題「怖い話」
こんにちは
はにー(@honey_come0011)です。
連日の猛暑で夏バテになりそうな今日この頃。
それよりも、外の熱風と電車の冷房の寒暖差で身体がおかしくなりそうです。笑
病院もこんな時に節電なのか知らないが、冷房設定上げてる様子。
コロナどころじゃないです。
患者の歯治してる場合じゃないです。
その前に、院内熱中症で倒れそうです。
しばらく、猛暑は続きそうです。。。
背筋も凍る怖い話。。。
というほどではないですが、歯科のあるある事故の一つに器具の破折があります。
歯を削るドリルのことを、「エアタービン」と呼びます。歯医者さんでよく聞こえてくる「チュイーーーン!」という嫌な音を出すのがエアタービンです。この器具に歯を削るためのドリルを接続して高速回転させます。
人によっては、これを見るだけで背筋が凍る思いの方もいるでしょう。
ちょっとした「歯科恐怖症」ですね。
我々、歯医者は毎分40万回転ほどに達するこの器具を、毎日当たり前のように患者さんの口の中で使用しています。この高速回転のおかげで力を入れずに、人体で最も硬いエナメル質を切削できるのです。
余談ですが、今から100年ほど前くらいの歯科医院では当然タービンなんてものはなく、はじめは「足踏みエンジン」で器具を回転させていたようです。昔のミシン器みたいな感じです。まともに削れなかったでしょうねー。
そんな歯を削るためのエアタービンですが、時に先に取り付けるバー(切削ドリルのチップ)が破折することがあります。
通常歯を削る時に使用するダイヤモンドバーはそれほど折れることは少ないですが....
歯を分割するための「ゼクリアバー」
金属の被せ物を除去する際に使用する「除去用バー」
などは、頻繁に破折します。
その度に、患者さんののど元に落ちていかないかとヒヤヒヤします。
器具を飲み込ませたなんて、発生したらそれはもう医療事故ですからね。
細心の注意を払ってはいるものの、毎日こんなヒヤリハットが生じているのが医療現場です。その度に、スタッフと一緒に背筋がヒヤッとさせています。
まぁ、ほとんどの場合、折れたバーは無事救出できます。
喉元に落ちても、普通なら患者さんがむせて、吐き出してくれます。
しかし、患者さんによっては稀にそのまま飲み込んでしまうこともあります。それでも通常は、糞便となって自然に排泄されることが多いのですが....
理想は、気管の方に誤嚥してないか、胸部レントゲン撮影にてすぐに確認するのが理想です。なかなかそこまで対応している医院も少ないのが現実ですが....
細かい繊細な仕事、感染や誤嚥などリスクと隣り合わせの仕事であるということを、忘れずにこれからの長い人生、無事故でいきたいものですね。
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