はにかむブログ

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新型コロナ対策にも対応!歯医者のおすすめ抗菌洗口剤5選!

緊急事態宣言の発令に伴い、今後もしばらく困難な状況が続くと考えられます。

私たち、歯科医師・歯科衛生士も感染リスクが非常に高い職種として、細心の注意を払いながら勤務しています。

現在、歯科診療所などについては特に休診指示もなく、通常通り診療しているところが多いです。

 

そんななか、歯科医師会(兵庫県)新型コロナウイルス対策本部から注意喚起が届きました。

 

「新型コロナウイルス感染拡大を踏まえた対応について」

・原則3密を避けるような環境づくりへ

・待合室が密集しないようアポイントを調整する

・緊急性の少ない処置を変更する

・待合室の雑誌やパンフレットの撤去

・十分な換気と消毒の徹底

・ドクターやスタッフのマスク・アイガード装着

・処置前の患者には抗菌性洗口剤による嗽(ウガイ)をお願いする

 

まだまだありますが、ここに載っているものはどれも実践できそうな内容です。

そしてこれらは、他の職種や普段の生活にももちろん応用できそうです。

 

今回のテーマは、うがいです!

 

私は、数年前から帰宅したらイソジンでうがいする癖があります。

みなさんはどうですか?

習慣化してしまえば、歯磨きよりもはやく簡単に口腔内の細菌量を減らせます。

うがい薬を使用しはじめてから、風邪をひきにくくなったのも事実です。

 

今日は、数あるうがい薬(含嗽剤:ガンソウザイ)のなかでも、抗菌性があり、新型コロナウイルスやインフルエンザにも十分効果のあるものを、いくつか紹介していきましょう。

 

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イソジン

カバのCMでおなじみ、イソジンです。

私も、ただいまの後はコレでガラガラうがいしています。笑

一般名は、ポピドンヨード液です。

ポピドンヨードは、うがい薬としてだけでなく、手指の殺菌や傷の消毒としても殺菌力の高さと安定性の面で幅広く使用されています。様々な細菌だけでなく、ウイルスに対しても不活化させる効果が期待できます。

インフルエンザや新型コロナウイルスを短時間に不活化できます。

 

効能:咽頭炎、扁桃炎、口内炎、抜歯したあとの感染予防、口腔内消毒

 

↓特にこれはフルーティーでヨード特有の臭みが軽くて爽やかです。

ネオヨジン

 イソジンほどメジャーではありませんが、昔からある含嗽薬です。

口腔内やのどの細菌・ウイルスを短時間で殺菌できます。

結果として、口臭予防にも効果があります。

イソジン同様、インフルエンザや新型コロナウイルスを短時間に不活化できます。

 

↓イソジンのような臭みがなく、うがいしやすいです。

 

リステリン

 現在は「ジョンソンエンドジョンソン」製品である、リステリンです。

1914年からマウスウォッシュとして発売されていますが、外科処置中の消毒薬として使われていたそうです。それくらい、殺菌効果が強い!

エッセンシャルオイルが主成分であり、非常に強い爽快感があるため、辛くて苦手という方も時々いますが、逆にそれにハマる方も多いです。

 

エンベローブと呼ばれるタンパク質をもつインフルエンザウイルスを不活化させることが知られています。

よって、同様のエンベローブを有する新型コロナウイルスにも効果があると考えられています。

 

僕も、毎日のように歯ブラシの後に使っています。

 

↓ちなみにこの「ノンアルコール/低刺激タイプ」は、そこまで辛くないのでオススメ!

 

コンクール

 虫歯、歯周病予防として昔から歯科医院で売られていることが多いです。

少量の水道水に5~10滴ほど溶かしてうがいします。

グルコン酸クロルヘキシジンと呼ばれる殺菌剤が配合され、殺菌力が非常に強いです。

後味もスッキリで、12時間ほど効果も持続します。

 

効果:虫歯の発生および進行の予防、歯肉炎・歯周病の予防、口臭の防止

 

↓歯医者さんで売られていることが多いです。

 

SP-T

 浮遊菌殺菌力に優れたセチルピリジニウム塩化物(CPC)が主成分です。

抗炎症作用、口臭予防も有しています。

口腔内および咽頭を殺菌・消毒・洗浄する希釈タイプのリンス剤です。

 

希釈タイプなので、コスト面で優秀。

コンクールのライバルです。

こちらも水道水に薄めて使用します。

すこし辛いので、ガラガラうがいには、向いていませんが爽快感は最高です!

 

私も、スッキリ感のためにも治療後の患者さんにSP-Tでうがいしてもらってから、帰ってもらうことも多いです。

 

↓もちろん歯磨きの後の仕上げうがいとしてよく使用しています。

 

 最後に

うがいには2種類あります。

「グチュグチュうがい」・・・・口腔内の細菌やウイルスを殺菌

「ガラガラうがい」・・・・咽頭の細菌・ウイルスを殺菌

どちらも重要です!

 

ガラガラうがいに使用するには、リステリンやSP-Tは、少しカラいかもしれませんが....

インフルエンザや新型コロナウイルス対策には、上を向いてのガラガラが特に重要です。

 

新型コロナの流行で、マスクと手洗いがよく指摘されていますが、こまめに咽頭を洗えばさらに予防効果として強力です。

 

「帰宅後すぐにガラガラうがい!」

 

これを機に、毎日のルーティンにしてみては?

 

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