今週のお題「お父さん」
こんにちは
はにー(@honey_come0011)です。
医師は「世襲」である。というイメージをみなさんはお持ちではないでしょうか?
実際に、医師を目指す学生の約30%は両親いづれかが医師であると言われています。
医学部は卒業後、その後内科・外科・産婦人科・小児科・眼科....など多岐の専門分野に分かれていきます。しかし歯科医は、大部分が「削って詰めて」の一般歯科医師(GP)にとして個人医院を開業する方がほとんどです。特に日本の場合は、その傾向が強いのです。
したがって、正確な統計調査はありませんが、歯科医師はそれ以上に世襲感が強いように感じます。
よって両親が歯科医院を開業している場合、2代目、3代目と引き継いでいく傾向が強いようです。
一般の職業であれば、ここまで両親と同じ職業になる割合は高くないと思います。
やはり、一つは専門職がゆえの世襲だと思います。
両親が実際働いているのを、子供の頃から見ているので、自分もその世界に入っていきやすいというのはあると思います。両親が子供に後を継いでほしいからと、医学部、歯学部へ進学するよう薦めることも多いでしょう。
いまでも地方では、街に一軒だけの医療機関!なんてところも少なくありません。
その場合は、2代目がいないと地域の医療サービスがストップしてしまいます。
地方の医院では、より一層「世襲感」が強くなることでしょう。
「世襲」というと、どうしても2代目は少し奔放になりがち?親に劣りがち?などと少しネガティブイメージが付きまといがちです。しかし、私の知る限り2代目だからといって、マイナス要素が出てくるといった実感は全くありません。
結局最後は、個人個人の努力と生涯学習への態度に尽きると思います。
現在、公務員など安定した職業が求められる中、手に職の仕事が注目されています。特に、新型コロナ感染症により、さらに国家資格などの専門職がいかに安定しているか、見直されているようです。
世襲ばかりの時代では、なくなりつつあるかもしれませんね。
余談ですが、父から子供への医院継承は、すごく難しいです。
父親医師には、何十年とやってきたやり方とプライドがあります。
しかし時代が違えば、治療法もどんどん変化していきます。
したがって若先生からすると親の診療は、それまで自分がやってきたこことは見当違いだったりします。
したがって、2代目医師と父親医師との間で頻繁に、いざこざが生じます。
毎日、口論しながら診療している医院も少なくないです。
挙句の果てに、その医院を継承することなく、別の地域で新規開業というケースが非常に多いです。
親子関係をなかば解消しているような、親子医師も少なくないです。
「これでは元も子もないなー」といつも思います。
親子えあり、同じ職場の上司部下という関係は、非常に難しいのです。
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